先日、はてなブックマークやYahooニュースなどでも話題になっていた、開発合宿の新定番「湯河原 おんやど恵」で実際に開発合宿をしたので、簡単なレポートを書いてみる。結論から言うと、開発合宿の新定番になるにふさわしい宿だと感じた。
僕の経営するアーガイル株式会社では、2009年の創業以来、毎年1度は開発合宿をしている。開発するものは、自社メディアの新しいSNSだったり、既存サービスの新機能だったり、要するに社内プロジェクト案件だ。
まず、これまで実際に開発合宿をしたおもな宿と、感想を列挙してみよう。
今までに開発合宿をした主な宿 瞬速レビュー
伊東 山喜旅館
開発合宿の定番だったので、初回はここにした。全館木造の増築しまくり建築で、風情というより懐かしさと隙間風を感じる。おかげで無線LANは宿泊部屋内でも良好だったが、温泉がとにかく狭い。本当に狭くて驚く。料理は海鮮中心だったが普通。チェックアウト後に会議室を有料で数時間借りられたのは良かった。
伊豆天城温泉 禅の湯
伊豆で別のところを攻めてみたら、あまりにも遠すぎた。東京から片道3時間半とか、開発合宿じゃなくて遊びに来てるとしか思えないレベル。しかも駅からタクシーで30分くらいで超遠い。宿は寺に隣接する宿坊で、肉や魚を使わない精進料理だが美味しかった。温泉設備(岩盤浴あり)もよかったが、全体的にやや割高で、何しに来たんだっけ的な感じで反省する。
那須高原 ペンショントワイライト
宿名も室内も、すごく「かまいたちの夜」っぽかったので決めた(こんや12じだれかがしぬ)。料理は美味しかった。「はっちゃけルーム」と呼ばれる、多目的カラオケ部屋を数時間くらい借りられたが、他の宿泊客との取り合いになるので、基本は部屋でベッドに座っての開発になった。昼飯や買い出しなど、何をするにも車が必要で、レンタカーを借りなかったのを激しく後悔した。でも室内にこもるのが開発合宿だしな……。
晴海グランドホテル
都内で企業が大人数で合宿したい時の定番。研修特化型で会議室の各種備品や、印刷などのビジネスセンター系のサービスが整っており、非常に快適。ただ、少人数だと会議室代が高い。部屋はビジネスホテルそのままで、大浴場は無し。食事は大部屋のバイキングで中々良かった。目の前にコンビニ、歩いて5分の所に晴海トリトンスクエアがあるので、昼飯には困らない。
湯河原 おんやど恵
会議室が快適。温泉と料理がとにかく最高。東京からのアクセスも素晴らしい。開発合宿先の新定番と言える。詳しくは次の章で。
おんやど恵のよかったポイント
東京からのアクセス抜群(東京駅から90分。駅から5分)
これ、とても重要。駅からタクシーやバスで5分というのも重要なポイント。
深夜も使える設備充実の会議室
WiFi 環境、電源タップ、ホワイトボード、冷水とお茶のセット、コーヒー(別料金)、プロジェクタとスクリーン(別料金)など、各種の設備が揃っている。宿泊期 間中ずっと貸し切りで施錠もできるので、前日の環境そのままでスタート可能。昼は休んで夜中じっくり開発したい夜型のエンジニア集団にも対応できます。
ひと晩中、広い温泉に入れる
朝までひと晩中いつでも入れる温泉がとにかく最高。露天風呂もある。サウナは22時までなので注意。
ご飯がとても美味しい(これ超重要)
まじめな合宿の場合、楽しみは何といってもご飯。おんやど恵は、老舗の高級旅館だけあって、格安のプランでも本当に料理が美味い。
ハーゲンダッツとうまい棒を完備
ハーゲンダッツは自販機で、数種類が24時間購入可能。宿内の売店には、エンジニア定番のうまい棒とカップラーメンなども完備。
社長が元エンジニア
なんか、インターネット時代以前のシステムエンジニアって、凄い職人魂みたいなのが感じられて尊敬します。エンジニアの気持ちに合わせた心遣いを感じます。
足湯とマッサージチェアと美味しい麦茶も無料
足湯しながら開発OK。豪華なマッサージチェアも24時間いつでも利用無料。冷たい麦茶サーバもあって、飲み放題です。
宿泊料が1人1泊1万円
ブログを書いている方を対象にしたモニタープランなら、さらに半額になるとのこと。
【ひみつ情報】 近所の焼き鳥屋が超美味い
焼き鳥も釜飯も、出て来るもの全てが美味しくて最高。梅宮の辰ちゃん御用達らしい。
- ジャンル:焼鳥
- 住所: 足柄下郡湯河原町宮上292-8
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- (写真提供:airmai)
おんやど恵のもうちょっとポイント
会議室やロビー周辺は高速無線LANで快適だが、客室で無線LANが使えるわけではない
→ 2018/6 追記:なんと客室を含む全館で高速無線LANが導入されていた!
コンビニがやや遠い(徒歩10分)
→ 2018/6 追記:なんと宿のすぐ隣(徒歩30秒)にローソンが出来た!
温泉と料理が素晴らしすぎて、むしろOFFの時に行きたい
→ 2018/6 追記: 思わず、OFFのときも個人的に来てしまった!
開発合宿を企画する上でのポイント
2泊3日以上がおすすめ
夜更かしし過ぎない
必ずお楽しみタイムをつくる
普段と違う環境で、集まって行う開発は、やはり効率がいいですね。
設備の整った快適な温泉宿での開発合宿、おすすめです!
アーガイルの新サービスのGraphy グラフィー | マイベストでつながる、趣味が同じひと限定SNSの、オープンβテストもお楽しみに!